そごう大宮店での個展は、今回で2回目である。しかし1月の個展は今回が初めてで、年末にかけての仕事が毎年ハードなため、少しでも早く終わらせ個展の作品を手掛けたかったが、思うようには行かず、初めて締め切りがずれ込み、最新作を個展初日に飾れなかったのは残念に感じていた。しかし、応援くださっているM様の目に留まり、写真のような空間に飾っていただけた事に、心から喜びと感謝を感じている。
(写真はM様ご夫妻撮影 )
「春宵・しゅんしょう」は、始まりも終わりも定義されていない、仏教的宇宙観に惹かれ、無を意味する黒で(私の黒色に対しての感覚)金閣寺を琳派的に表現できないものかと描いた作品。
「不二・日本晴れ」は、残雪まばゆい富士に華麗に咲き誇る桜との黄金の組み合わせ、太陽の光の明るいエネルギーを、光とする金箔を使い表現した作品。