ヴァイオリニスト高雄敦子様が主催の「敦っちゃんと東京国立博物館へ行こう」で「名作誕生」展をご縁をいただいた方と観てきました。
いつもは1人で展覧会は観るのですが、今回は初めてのシチュエーションで新鮮でした。
展示作品の「普賢菩薩」本当に素晴らしかった!
芸大の古美術研究で拝見させていただいたような?(違っているかもしれません・・・)
その時は、さほど興味やドキドキ感はありませんでしたが、今回拝見した感覚は、あまりにも異次元の絵画だったため、何度も絵の前に立ちました。
描いた人間の痕跡が全く感じられないのはどうしてなのか。
見ようとすればするほど、見えなくなるような、絵の中に入りたくても入れない、しかし突き放すような冷たさの感覚がない・・・。
密教美術の知識はさほどないのですが、人が時空を超えて祈りを捧げ続けることは、
物質まで変化させてしまうのかもしれません。